将来なりたい職業でもランクの高いパティシエ。将来の選択肢の一つとして考えている人も多いでしょう。
でも、自分がパティシエに向いているのかどうか、不安になることありますよね。
今回は、パティシエの適性について紹介します。パティシエになろうか考えている人は参考にしてみてください。
パティシエには適性がある?
美味しいスイーツを作る憧れの職業「パティシエ」。
専門的な技術を学び、アートのような洋菓子をたくさん作り続けるパティシエの仕事は、向き不向きがあるとも言えます。
例えば、じっとしているのが苦手な人は、長時間の座り仕事をあまり選びたくはないですよね。どの職業でもプロとして働くには適性があると言えるでしょう。
パティシエの仕事は、おうちで少しお菓子を作るのとは訳が違います。
大量のお菓子を常に美味しく作りあげるのは、簡単なことではありません。
さらに、プロとして働くには、いろんな技術を磨くことだけでなく、デザインや想像力なども必要になってきます。
パティシエはお菓子を作る以外にもたくさんの経験が必要なのです。
自分がパティシエに向いているのかどうかを考えてみましょう。
パティシエに向いてる人の特徴
ここでは、パティシエに向いている人の特徴を紹介します。ぜひ参考にしてください。
|お菓子は作りもお菓子自体も大好き
パティシエに向いている人の特徴で一番重要なのは、お菓子が好きなことです。
活躍しているパティシエは、お菓子で幸せになったことがあるなど、お菓子に関するエピソードを持っている人が多いです。
ただ作るだけではなく、美味しさを追求しお客様に喜んでいただく経験が、パティシエを育ててくれるのでしょう。
プロのお菓子作りは、より専門的な技術が要求されるので、お菓子作りが好きな人は学んでいくことが楽しいと感じますよ。
|コツコツと毎日続けられる
毎日コツコツと忍耐強く続けられる人はパティシエに向いていると言えるでしょう。
なぜなら、プロの仕事は、同じ商品を100個×3回なんてことが当たり前のようにあるからです。
大量のケーキを同じように作り続けることは簡単ではありません。
特に仕事を始めたばかりの頃は、簡単にできる同じ作業が続きます。
「これくらいで良いか」と作業を怠ってしまっては、同じお菓子を作ることができません。
|体力・根性がある健康的な人
パティシエの仕事は、一日中立ちっぱなし。体力はもちろん、日頃の疲れをカラダに溜め込まないことも必要です。
場合によっては、砂糖や小麦粉など30kgくらいのものを運ばなければいけないこともあります。
腰痛になってしまい、仕事を諦めてしまう人もいるので、カラダのケアも大切となってくるでしょう。
また、パティシエも職人気質な面をもつ職業です。怒鳴る人は少なくなっていますが、それでも叱られることはあります。情熱を持っていなければ挫けてしまうことも。
根性論は古いかもしれませんが、挫けない精神は必要となるでしょう。
|研究熱心・探究心のある人
お菓子作りは、細かな温度管理なども行う作業です。
チョコレートの溶かす温度や、つやの出し方、食材の乳化具合など、研究にも似たような作業がいくつもあります。
レシピ通り作るだけではなく、より良い状態で作れるようになるには、研究熱心に作り続けていく必要があると言えるでしょう。
目の前の変化一つ一つを探究して行ける人はパティシエに向いています。飽きっぽい人は向かないかもしれませんね。
|美的な感性がある人・磨き続けられる
パティシエには、飾り付けや盛り付けなど芸術的な感性が求められます。
きれいに並べられたケーキは、まるで宝石箱の様だと表現されることも。スイーツの評価は美味しいだけでなく、見た目も重要ですよね。
加えて、トップシェフになるためには、チョコレート細工や飴細工などにも挑戦します。立体的なデザインなどを作り上げるには、美的な感性が必要不可欠と言えるでしょう。
スイーツはアート作品とも言えます。感性を磨き続けて、たくさんの人に感動してもらえたら嬉しいですよね。
|おもてなしの心がある人
パティシエにはおもてなしの心も求められます。
スイーツを作るだけでなく、お店や会社によっては、販売から始めることもあるパティシエ。サービス業の基本となる思いやりの気持ちは大切です。
接客力のあるパティシエになれば、ウェディング業界で活躍するシェフになれる可能性も。
美味しいスイーツを作って喜んでもらいたいと思えるパティシエを目指すなら、ホスピタリティは必要です。
パティシエに向いていない人の特徴
それでは、最後にパティシエに向いていない人についても考えてみましょう。
自分が楽しくお菓子を作りたい人は、あまりパティシエには向いていない可能性があります。
なぜなら、パティシエの仕事は、簡単なお菓子作りではないからです。
しかも、パティシエの仕事は意外と分業されているので、朝から晩までオーブンを担当するなんてこともあります。自分で好きなお菓子を色々と作りたい人にはパティシエは向かないかもしれません。
また、朝から晩まで働くことも少なくない職業です。
自分の時間がない時期もあるので、働くことに意欲的でない人は辛くなってしまうでしょう。
パティシエの仕事に興味がある方へ
今回は「パティシエに向いている人・向いていない人」をテーマに解説しました。
パティシエの職業は、初めは大変なこともあるかもしれません。しかし、探究心・追求心が強ければ、将来の道はかなり広がります。
お家でお菓子教室を開いたり、Youtuberとして活躍したりする人も。自分でこだわりあるお店を持って、週末のみ営業をしている方もいます。
パティシエになってみたいと思ったなら、まずは、パティシエの卵である製菓学校の学生たちに会いに行ってみませんか?
国際製菓学校では、オープンキャンパスはもちろん、オンラインでの相談会なども実施しています。
Youtubeでは、学校の様子や洋菓子の作り方なども公開中です。ぜひチェックしてくださいね。